2010年10月17日日曜日

糖尿病の初期症状

初期症状には主に次のようなものがあります。
もしかして糖尿病かも……と思っている方はチェックしてみてください。
一般的に下に行くほど重症な症状になります。

  • 口渇:喉や口の中が異常に乾くこと。血糖値が高くなると血管は周りの組織から水分を吸いとって血液を薄めようとする性質があります。このため血液外の水分が減って、身体は水分が必要であるというサインを送ります。これが口渇です。
  • 多尿:尿の回数や量が増えること。血糖値が高いと上記の理由で血管内の水分が増え、血流量が増えます。このため腎臓を通る血液が増え、それが尿になるためです。脱水の原因になります。
  • 身体がだるい:通常はインスリンが血糖をエネルギーに変えるため、血糖値は正常に保たれます。したがって血糖値が高いということは血糖をエネルギーとしてうまく利用できていないことを指します。このため身体がだるく感じます。
  • 何もしてないのに痩せる:上記のように糖尿病では糖分をエネルギーとしてうまく利用できません。すると身体は脂肪やタンパク質を分解することで代わりのエネルギーを得ようとします。このため脂肪や筋肉が無くなってきます。
以上は比較的初期に出てくる症状で、血糖値が高いことによる症状ですので血糖値が下がれば治ります。
それに対して以下の症状は血糖値が高い状態が数年続いた時に出てくる慢性合併症の症状です。
もしこれらの症状があればかなり進行した状態である可能性があります。

  • 手足がしびれる:血糖が高いと糖分は全身の細かい血管や神経を傷つけます。手足には細かい神経が集まっているので障害を受けることになります。三大合併症の一つ、神経障害です。
  • 視力が落ちた:同じく目には細かい血管が集まっています。このため目に障害を受け、見えにくくなります。三大合併症の一つ、網膜症です。
  • インポテンツ:陰茎にも細かい血管があります。このため勃起障害が起こります。
  • 身体がむくむ:腎臓にもやはり細かい血管がたくさんあります。腎臓は体内の水分を調節する機能があるため、これが障害されると身体がむくむなどの症状が出てきます。三大合併症の一つ、腎障害の症状です。

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